DeFi

DeFiとは?いまさら聞けない暗号資産のトレンドを徹底解説

DeFiは新たな金融サービスとして注目されています。

DeFiのサービスには、100%以上の金利で運用できる方法があり、暗号資産投資家にとっては見逃せません。

しかし投資家の中には、

男性
DeFiってよく耳にするけど、どういう意味?

具体的にどんなサービスがあるのか知りたい!
女性


と考える方もいるのではないでしょうか。

この記事では、

  • なぜDeFiに将来性があるのか
  • DeFiの具体的なサービス
  • DeFi利用時の注意点

について解説します。

記事を最後まで読めば、暗号資産のトレンドを押さえられ、今後のニュースを理解するための基礎知識が身に付きますよ!

 

DeFi(分散型金融)が注目されている2つの理由

DeFi(分散型金融)は新たな金融サービスとして注目されています。
注目されている理由は、下記の2つ。

  1. 非中央集権的である
  2. オープンソースである

ここではDeFiの概要と、DeFiが注目されている理由について、詳しく解説します。

DeFiとは?ブロックチェーンを利用した金融サービス

DeFiとは「decentralized finance」の略で、「分散型金融」と訳されます。
分散型金融と呼ばれる理由は、DeFiがブロックチェーンを利用しているためです。

ブロックチェーンのシステムは、世界中のネットワーク参加者により成り立っています。
そしてブロックチェーン上に記録されるデータは、各参加者のマシンで管理されているのです。

このようにデータが複数のマシンで分散管理されていることから、「分散型金融」と呼ばれているのです。

男性
つまりDeFiでは、みんなでデータを管理しているんですね!


なお、DeFiでは主にイーサリアムのブロックチェーンが使用されます。
イーサリアム上にアプリケーションが構築され、利用者はアプリを通して金融サービスを受けられるのです。

DeFiで利用できる金融サービスは、通貨の交換や貸し借りなど。
今後イーサリアムを活用したDeFiが普及していけば、サービスの種類は増えていくでしょう。

実際にイーサリアムのウォレット数は増え続けています。

出典:glassnodestudio|Ethereum: Number of Addresses with Balance ≥ 1

画像は1ETH以上保有するウォレット数の推移を示します。
年々上がり続けており、2020年頃にウォレット数は100万以上に到達しているのが分かりますね。

今後もDeFiの認知度が広がれば、ウォレット数は増えていくでしょう。

以上のように、DeFiは新たな金融サービスとして注目されており、少しづつ普及し始めています。


DeFiは非中央集権的な金融サービス

DeFiが注目されている理由の1つは、中央集権制を排しているためでしょう。
非中央集権的であるメリットの1つは、システムがストップしない点です。

上記の通り、DeFiはブロックチェーンの技術を使用しています。
ブロックチェーンのシステムは複数のマシンにより稼働しているため、1つのマシンが止まってもシステム全体に影響を及ぼさないのです。

もし1つのマシンでシステムを管理していた場合、マシンのトラブル時にシステム全体が停止するでしょう。
しかしDeFiはブロックチェーンで管理されているため、システムがストップしません。

女性
これならサーバーが落ちて、サービス利用停止する心配もないですね!


2つ目のメリットは、中央管理者による不正が発生しにくい点です。

ブロックチェーンのデータは世界中のネットワーク参加者に分散管理されています。
そのため不正行為があれば、即座に他の参加者に見つかってしまうのです。

一方で、既存の金融サービスには管理者が存在します。
管理者がいれば、顧客資産の横領や、顧客データの流出のリスクは避けられません。

それに対してDeFiの場合、ブロックチェーン上でネットワーク参加者が相互に監視し合えます。
したがって不正行為を未然に防げるのです。

DeFiはオープンソースである

DeFiが注目を浴びているもう1つの理由は、オープンソースである点でしょう。

DeFiのアプリケーションはブロックチェーン上で構成されています。
それゆえに、ネットワーク参加者全員がソースを閲覧できるのです。

オープンソースの特徴は、簡単に二次利用できる点。
オープンソースであれば既存のソースコードを参考にできます。
したがって、ブロックチェーン上で新たにDeFiのアプリを構築する際に、時間と費用を節約できるのです。

簡単にDeFiのアプリを構築できれば、金融市場の参加者が増え、多くのサービスの登場を期待できるでしょう。

オープンソースのもう1つの特徴は、ソースコードに異常があればすぐに修正される点
ソースコードはネットワーク参加者全員が閲覧できます。

そのため問題が発生すれば、すぐに発見されるでしょう。
参加者全員でソースコードを改善していくので、セキュリティ面で安心できます。

 

利率100%以上!? DeFiの代表的なサービスを紹介

DeFiの概要と注目されている理由について解説しました。
実際にDeFiを利用した金融サービスをご紹介します。

ここでご紹介するのは、DEXイールドファーミング

それぞれ解説します。

DEX

DEXとは「Decentralized Exchange」の略であり、「分散型取引所」と訳されます。
分散型取引所とは、仲介者を排して顧客同士が直接やり取りできる取引所のこと
ブロックチェーン上で、顧客同士のウォレットがピアツーピアでつなげられるので、仲介者が不要になります。

DEXのメリットは、取引手数料が発生しない点です。
従来の取引所と違い、DEXには仲介者が存在しません。
したがって、仲介者に支払う手数料は不要です。

またDEXを利用すれば、ハッキングによる資産流出のリスクを抑えられます。
従来の取引所は顧客の資産を預かり、厳重に管理しています。

しかし必ずハッキング被害を防止できる保証はありません。
大量の資産をまとめて預かっている場所は、悪意のある人物に狙われやすいもの。

それに対してDEXなら、顧客と顧客が直接取引できるので、仲介者に資産を預ける必要はありません。
そのため、ハッキング被害を受けるリスクを抑えられるのです。

男性
たしかに2018年1月に起きた「コインチェックXEM流出事件」みたいな事件が起きる危険はありそうですよね......

でもDEXの場合、そもそも取引所にお金を預ける必要がないから安心ですよね!
女性


一方でDEXを利用する場合、自分でウォレットの秘密鍵を管理しなくてはならないデメリットがあります。
もし秘密鍵を紛失すれば、ウォレットから資産を取り出したり、取引したりできなくなるでしょう。

従来の取引所では、顧客の秘密鍵を取引所が管理するので、顧客は自分の秘密鍵を覚える必要はありません。
ところがDEXの場合、秘密鍵は自己管理が原則です。
秘密鍵を紛失しないよう、注意しなくてはなりません。

なお、有名なDEXには、EtherDeltaUniswapがあります。
いずれもイーサリアムのブロックチェーン上に構築されたDEXです。

イールドファーミング

イールドファーミングとは、暗号資産を預けて利息を受け取れるサービスです。
イールドとは「収益」や「利回り」を指し、ファーミングは「農業」を指す言葉。
暗号資産を畜産物、利息の受け取りを収穫に例えていると推察されます。

イールドファーミングのメリットは、暗号資産を預けているだけで利息を受け取れる点です。
中には高金利で預けられる銘柄があります。

出典:PancakeSwap|farms

例えばDEXの1つであるパンケーキスワップ(PancakeSwap)であれば、ALICEとBNBの2通貨ペアを預ければ、約160%の金利で運用できるのです。
通常の投資では考えられない利率ですね。
他にも高い利息を受け取れるところはありますので、ぜひ探してみてください。

ただし一定の期間中、資産を預けなければならないデメリットがあります。
暗号資産の銘柄は、値動きが大きめ。
そのため資産を預けている間、預けた銘柄が暴落するケースも考えられます。

預ける資産額を大きくし過ぎないよう、注意する必要があるでしょう。


DeFi利用における注意点

DeFiは仲介者不要で、様々な金融サービスを提供できます。
ただしDeFiの利用時には、下記の2点に注意する必要があるでしょう。

  • 暗号資産の価値が下落する可能性
  • イーサリアムの手数料高騰

詳しく解説します。

注意点① 暗号資産の価値が下がる

1つ目の注意点は、暗号資産の価値が下がることです。
暗号資産の値動きは激しく、1日の中で前日比20~30%近く価格変動する場合があります。
値動きが激しいのは、DeFiトークンも同様です。

 

出典:CoinMarketCap|Top DeFi Tokens by Market Capitalization

DeFiトークンの価格ランキング(2021年3月27日時点)を見ると、AVAXは1週間で約27%下落、CAKEは1週間で42%上昇しています。

このようにDeFiトークンも大きく値動きしがちなので、投資する際は注意しましょう。

 

注意点② イーサリアムのネットワークの手数料が高い

2つ目の注意点は、イーサリアムのネットワーク手数料が上がっていることです。

上記の通り、多くのDeFiサービスはイーサリアムのブロックチェーンを利用しています。
そのため、DeFiサービスが増えれば、イーサリアムのユーザーも増えるのです。

ユーザーが増えればDeFiの市場は拡大しますが、一方でガス代(イーサリアムの手数料)が高騰する問題も生じます。

出典:Etherscan|Ethereum Average Gas Price Chart

この画像の通り、2020年からガス代は値上がりし始めました。
ガス代高騰の原因は、DeFiの普及により、イーサリアム利用者が増加したため

イーサリアムでは、ガス代を高くしたトランザクションほど即座に承認されます。
自分の取引をスピーディに処理させるために、多くの参加者が高いガス代を支払えば、ガス代の市場価格は高騰を続けるのです。

しかしガス代が高騰すれば、DeFiサービス利用者の間に格差が広がるでしょう。
高いガス代を払える人だけが利用できる仕組みになり、不平等が生じます。

したがって、DeFi普及のためにはガス代高騰の問題を解消しなくてはなりません。

 

まとめ

DeFi(分散型金融)はブロックチェーンを利用した金融サービスです。
従来の中央集権的な金融機関とは異なり、仲介者不要・オープンソースである特徴があります。

代表的なサービスはDEX(分散型取引所)やイールドファーミング。
特にイールドファーミングの中には、100%を超える高金利で運用できる銘柄があります。

ただしDeFiのサービス利用時は、暗号資産の価格暴落や、手数料高騰に注意しましょう。

 

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